いきなりですが、エスコートはみなさんお得意ですか?
女の子にウケる話題づくりなんてどうでもいいから、エスコートのレッスンのお勧めです。
よくアンケート第一位に「優しい人」というフレーズが上がるけど、男の優しさはエスコートで始まりエスコートで終わる、と言っても過言ではありません。
最初から中身が一番大切です、、、なんて野暮なこと堂々と言ってちゃ駄目よ。
中身は一生かけて創っていくものだし、第一、おつきあい早々に相手のハートの優しさまで見抜ける女の子は少ないもの。
女の子を綺麗で可愛らしく存在させておくのが男の義務、ぐらいに覚悟を決めてかかるのが霞々流。
エスコートという感覚を身に付けずに育つのが日本人男性の泣き所だけど、大丈夫です、女の子もエスコートされる感覚をほとんど知らないから。
可愛さがアップしていく女性
彼女が本当にチャーミングかどうかは、尽くしてもらっているうちは分からないと思います。
女の子にとってはやりたい放題してるだけかもしれないし、尽くしている自分が好きな子も多いから。
でも、男の子がなれないしぐさで一生懸命エスコートしてる場面に居合わせてーそれはレストランだったり、どこかの帰り道だったりー、その場面場面で可愛さがアップしていく女の子は、二人だけのコラボレーションを楽しめる素敵な娘だと思う。
男に見えない男性
話題づくりや楽しい会話に敏感な男の子は巷にとっても多いんだけど、それがどーしてカップルに結びつかないか。
君が男に見えてないからだし、相手をスィートな女の子の気分にしてあげてないからだよ。
楽しかった、美味しかったは大切なデートの要素だけど、はにかんだ可愛い横顔やとびっきりの笑顔はレディとして扱ってこそのデザートとして付いて来るんだよん。
霞々ママの場合
何とも露骨で女って単純だと思わせてくれるのが霞々ママで、パートナーのしんしんとはとっても仲良し。
甥の挙式用のドレスを香港で探していた時なんぞ、霞々が勧める紫のマーメイドドレスを
「やっだー真紫。こ~んなに胸が開いて、こ~んなにムチムチのを3段腹のママに着せて恥かかせる気なのー!」
と青筋立ちながら、どれだけ横に伸びる素材か引っ張ってる。
なだめて試着室に入れつつ、慌ててしんしんを呼び寄せオープン・ザ・カーテン。
「素敵ですよ。香港マダムって感じで」
「またまた、しんいちさん(しんしんの本名)、お上手なんだから」
とか言いながらポッとはにかんでる。
「でもお腹が・・・」
「何かで隠せばいいんじゃないですか。それとも胸元を強調するとか」。
ササッと現地の売り子さんと目配せし、大きな花を付けてみたりラインストーンのネックレスを巻き付ければ
「ママ、あんまりお化粧して来なかったから・・・」。
ひとだかりのふたり
妹と霞々のと売り子さんの口紅をミックスしてマーブル状に塗り、眉を描き、チークの代わりにパンパンとほっぺをたたいて血色を良くした頃にはなにやら人だかりが。
だって、ママのはにかんだり、下を向いて恥ずかしそうにつぶやく一言で、霞々はじめ店員がどーっと店内駆けずり回るんだもん。
いつの間にか親子ほど(当たり前か)歳の離れた大人のカップルもどき様子に、みんな興味津々って感じ。
男のひとことじゃなきゃ・・・
「やだー。恥ずかしい」
「綺麗ですよ、ママちゃん。今、気がすすまなくても僕はとっても気に入っているのでプレゼントしますよ」
で店内拍手。
見詰め合う二人をよそに、レジ前で服をたたみながら
「大変だったわね」
「でも上手くいったわ、お疲れ様!」
とお互いを讃え合い現地スタッフと化してる霞々。
男のひとことじゃなきゃダメだぁーーーーと実感した瞬間でもありました。
紳士とレディ
いくつになっても、恋人同士じゃなくても、男が紳士になると女はレディになるものなのです。
ちなみに霞々ママは
「いい?男のプライドってもんに恥をかかしちゃいけないのよ、ママはあんたの母親なんだからね」
と当たり前のコトを釘刺し、ぽか~んとしてる間に足早に高級ブランドのネクタイを彼にプレゼントしてました。
優しさ
男に生まれた性(さが)として、誉めまくって、コートを持ってあげて、つけあがる女は早めにポイと捨ててしまえば?
何でここまでしてあげなきゃいけないんだよ、の先には、応えてあげたい女の子の思いやりが待っている。
その思いやりのことを「優しさ」って呼ぶんだよ。
そして、そんな気遣いをする横顔や笑顔は、美人じゃなくても綺麗に見えるの。
香港で出来た男を演じたしんしんも、元は「男は黙って××ビール」のハードボイルド系。
レッスンに次ぐレッスンが紳士への王道なんだけど、ノロケ話程度に私達の海外旅行編「紳士へのお誘い・その2」をどうぞ。